下水施設や工場、建物からの汚水排水処理施設におけるコンクリート構造物は常に複雑な物理的、化学的な 劣化環境にさらされています。
要求される性能又現場環境に適した仕様を選定し、コンクリートの長寿命化をサポート致します。
分類 | 腐食環境 |
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I類 | 年間平均硫化水素ガス濃度が50ppm以上で、コンクリート腐食が極度に見られる腐食環境 |
Ⅱ類 | 年間平均硫化水素ガス濃度が10ppm以上50ppm未満で、コンクリート腐食が顕著に見られる腐食環境 |
Ⅲ類 | 年間平均硫化水素ガス濃度が10ppm未満で、コンクリート腐食が明らかに見られる腐食環境 |
Ⅳ類 | 硫酸による腐食環境はほとんど生じないが、コンクリートに接する液相が酸性状態になりえる腐食環境 |
I類 Ⅱ類 Ⅲ類 Ⅳ類
(厳しい)← →(緩い)
硫酸塩還元細菌により硫酸塩が還元され、「硫化水素が発生」。
硫化水素は水中から空気中に放散。
空気中の硫黄酸化細菌により硫化水素が酸化、硫酸を生成。
硫酸が水酸化ナトリウムと反応し、硫酸カルシウムを生成。
硫酸カルシウムとアルミン酸カルシウムが反応し、エトリンガイドを生成。
生成時に結合水を取り込むエトリンガイドの膨張性によりコンクリートの腐食・崩壊が発生。